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鳩吹山(315.5)〜西山


岐阜県可児土田  東海道北陸道 国道41号線  

20.8.31
雨続きで久し振りに晴れた日曜日でしたので、土砂崩れの心配もあり近場の鳩吹山を選びました。
鳩吹山まで真禅寺からのコースで40〜50分ほどの道のり、大脇登山口からで30分ほどですので、西山まで足を延ばす事にしました。
コースがたくさんあり迷いましたが結局偶然ついたカタクリコースとなりました。



近くに銭湯が出来たので車の出入りが多かったのですが、可児市の市営駐車場は数台しか止まってませんでした。
カタクリの季節にはここもいっぱいだそうです。


すぐの橋を渡り、まったりした道を歩くとすぐに下のような案内がありました。
小天神休憩所→大天神休憩所→鳩吹山山頂→西山を北回りで西山休憩所→西山→鳩吹山→同じルートで帰るを予定しました。


道は登りやすくまた自然をこわさない程度に整備されたました。


小天神休憩所からちょと険しい道もあり登山ぽくなってきました。
やっぱり緑は最高、癒される。



あっという間に山頂、今回は楽勝と、この時は思っていました。
人気の山らしく登山者はかなり多く、特に女性グループや単独の女性が多いのにびっくり。
頂上からは木曽川が見え、美濃加茂、可児の町が見渡せます。遠くに恵那山、御嶽山、中央アルプスが眺められます。


昭和62年にここで山火事があったそうな。
西山へも尾根づたいに簡単に行けそうと楽観的。


ルートがたくさんあるとは知っていましたが思いのほか多い。西山をルートどおり進んでいましたがアップダウンがきつい登山道です。
頂上っぽい所はありましたが、結局どこが頂上かわからないままでした。
途中の木の椅子で昼食をとりました。
その後も下っては登りの繰り返しにちょとバテ気味。
登山道もかなり激しいく岩肌も多く、下りは滑りやすい状態でした。
昨日まで雨つづきだったせいもあるでしょう。


景色は天候もよく遠くまで見渡せ気持ちイイ。


かなり下って来たところで今までになかった水の流れる音。
汗を大量にかいていると水の流れを見るだけで涼しくなった気分。
しばらく澄んだ水の流れをぼ〜と眺める。






ここからまた上りになり鳩吹山の頂上に戻るようなのですが、道をみるとまた急な登り。
疲れも出てきたのでもう登りたくない。
ちらりと地図を見ると左手に滝川ルートと。
そういえばこの川に出る前に登山道でないので立ち入らないようとの札があった。
しかし、確かに滝川ルートと地図にはのっている。
上に登って鳩吹山へ行くのと、下って滝川ルートへ行くのと一見楽そうな方を選んでしまう。
それが危険な事とは考えてなかった。
しばらくは細いながらもしっかりした道が続いていた。
川の流れにそって下へ下へと歩く道は、気持ちよくすぐにでも登山口へつけそうな気分だった。





途中、滝が2つあり、二つ目の滝は前日の雨のせいもあってなかなか雄大だった。
女性の方が一人滝をじ〜と眺めてみえ、ここで単独女性の登山者に会えた事にほっとする。






滝を離れさらに下っていくとところどころ道がなくなり不安がつのる。
とにかく川にそって行けば木曽川沿いに出れそうな気がする。
しかし川にそった道は途切れてしまうので途中靴のまま川の中を歩行。
川が滝になっており、これ以上は進めない状態なので川から出て崖を登る。
もう、このころは思考力が亡くなってきて、カンで動いている状態。




左手に木曽川が見えたので迷わずそちらに進んでしまったのが間違い。
岩場ばかりの場所に出てしまい、川沿いに道はない。
その時点で午後4時。
日が暮れるまでに帰れるのだろうかと不安になる。
いくらなんでも鳩吹山で遭難は恥ずかしくて避けたい。
やはり山を軽く見るなとは、このことだなぁ。

とりあえず木曽川から離れて元の道に戻る。
日ごろ鍛えてない足はがくがくいっている。
道はなんとなくあるのだが、もと来た道を戻っているのかさっぱりわからない
とても先ほどの道を戻る元気はない。

やっとしっかりした初めて通る道に出て安心。
下のほうに木曽川沿いの道が開けていてやっと帰れました。




出発してから6時間、ほぼ5時間ほど歩いた。
年配の方がたも平気で登ってみえる山ですが
いつもくたくたになって帰宅。
でも、すぐにまた他の山に行きたくなる。
若い頃は登山だけは絶対したくないと思っていたのに
ちょと中毒症状になってきたのかな。

帰ってからGPSで軌道を見るのが楽しみ。
今回はプチ遭難もあり反省も込めて見よう。
今回もって行ったGPSは軌道を1分おきに確実に残せるものと、新たに買った緊急用のGPS。
こちらは1時間に数回測位してその位置をリアルタイムで自宅のパソコンでも見えるというもの。
家族にパスワードを教えておけばいつでも観覧出来登山者が今どこにいるのかがわかる。

出発前にもし帰宅予定の日に帰ってこなかったり、危険な山に行く時は前もって家族に教えておくといい。
現在地がわかります。

このGPSはまだ日本ではほとんど扱ってはいないと思います。
登山者には非常に便利なものですが、家で待っている家族にとって不安な思いをさせなくても済むのではないでしょうか。
最悪の場合は緊急ボタンを押すと自宅の登録した電話に緊急の知らせがきます。






木曽川の一番近くに来ている軌道がプチ遭難ポイント





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